新入社員研修の内容はどう取り組むべきか?【総務・人事向け】

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新入社員研修の内容はどう取り組むべきか?【総務・人事向け】
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この記事では新入社員研修はどのような内容にすれば良いのか?というテーマについて筆者なりの見解で書かせていただきます。

新入社員研修は「社会人としてのマナー」と「仕事における専門的な基礎知識」の2つをメインテーマとしてカリキュラムの内容を決めましょう


社会人としてのマナー研修


学生を終えて社会人として初々しく入社した新入社員は社会人としてのマナーや知識がほとんどない状態です。そのため、そのまま現場に出してしまうと取引先やお客さん等から「おたくの社員はなんて非常識なんだ」といったクレームになりかねません。

クレームがあるならまだしも、黙ってお客さんが離れてしまってはその原因さえ掴めなくなってしまいます。

取引先やお客さんにとって貴社は新人であるかどうかは関係ありませんので「新人だから」といって許してくれるとは限りません。社員として外部の人と接触する機会がある会社であれば、必ず新入社員研修では「社会人としてのマナー」をしっかり教育する必要があります。

20人以上の規模であればマナー研修は外部から講師を招きましょう


ある程度の社員数があり、講師を招くコストに余裕があれば、外部から「マナー研修」をしてくれる講師を呼ぶことをお勧めします。

というのも、外部から講師を招けば新入社員に対する説得性が出て、社員のほうも「しっかりやらなければ」といった意識につながるからです。

とくに電話対応や敬語・謙譲語の使い分けの教育は重要です。

新入社員に正しい作法のフレーズをオウム返しに反復させる


たとえば「上司の田中さんは不在です」といった「さん付け」は取引先に失礼である内容を講義し、「上司の田中は不在です」と講師が発音してから続けて新入社員に同じように「上司の田中は不在です」と発声するような訓練をします。

カリキュラムにこの内容を入れることで、実際に取引先やお客さんと遭遇した際にとっさに正しい言葉を使えるように準備することができます。

新入社員研修ではロールプレイング(役割演技)を実施してみる


ロールプレイング(役割演技)は簡単な内容でかまいません。そこで、知識がきちんと身につくことを目的とします。

たとえば電話の実演をしてみて、間違いがあれば指摘してあげましょう。

仕事における専門的な基礎知識を講義する


専門的な基礎知識を授けることで、配属先でスムーズに仕事ができるようにすることを目的とします。

基礎知識があるのと無いのとでは、その後の学習スピードに差がつきますので、しっかりと基礎を教育する内容にしておきます。

「勉強の方法」を教えると良い場合がある


これは社会人としてのマナーにしろ、仕事の専門的な分野にしろ、どうすれば知識を自分で身に付けることができるのか「勉強の方法」を教えることは大変と良いことだと思います。

「そんなこと位自分でやるものでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、1から10まで教えないと学習しない新人もいます。なので、先回りして「どうすれば自分で学習することができるのか」といった方法論的なことも伝授しておきましょう。

たとえば「〇〇という本を買っておけばこの業界のことはよくわかる」「自分の専門の本は少なくとも5冊は購入しておきましょう」などです。

昔の価値観と今の価値観は違うという感覚で臨む


仕事は先輩のやり方を見て学習するのは当たり前かもしれませんが、新入社員が同じ価値観を持っているとは限りません。

現代は草食系男子が多いと言われる時代ですが、分野によっては仕事においても草食系男子が増えている可能性も否定できません。

なので、「なんでこんなことまでするのか…」と思わずに優しく手を尽くしてあげるほうが良い場合もあります。

一方的な講義を長時間し過ぎない


講師がずっと一方的に話をするのをずっと延々と一日中やっていれば受講者側のほうは疲れて飽きてくるだけです。

そのため、せっかく大事な内容を講義していても、長すぎる講義はそれに相当する結果を伴いませんので禁物です。

できれば、講義のあとにロールプレイングしてその後講義して、その後ゲームするなど、メリハリをつけることが大切です。

「昔からの習慣で新入社員研修はかなり厳しくやっている」という考えは見直すべき


新入社員研修があまりに厳しすぎるのも問題です。

いくら昔からやっている習慣だからといって、厳しすぎる研修内容を新入社員に押し付けていたら「この会社絶対にやめてやる…」といったマイナスにもなりかねません。

今はSNSやネット等で他社の新入社員研修の状況をいくらでも把握することができます。そこで、自社の新入社員研修だけが鬼のような厳しさだったら「きっとこの会社の体質がそうなのだろう」と勘違いしてしまう可能性もあります。

昔の価値観をそのまま続けて良いのか、今一度見直してみましょう。
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